自然界に存在する生命力の源
(エネルギー)
中国医学や中国哲学などで用いられる概念で、目に見えないごく微細な物質の一種だと考えられています。この「氣」によって生命や物質が成り立ち、維持されています。つまり万物に必要不可欠な動的エネルギーを「氣」と呼んでいます。
鍛錬して物事をうまく操る
(コントロール)
中国語では、鍛錬して物事をうまく操ることを「功」という字であらわします。中国拳法のことを功夫(カンフー)と呼びますが、本来の功夫は訓練や修行、また、それに掛けた時間や期間のことを言うそうです。「功」は鍛錬の継続を意味します。
「氣」のはたらきを高める
(パワーアップ)
「気功」は中国の伝統的な「医学」であり「健康法」です。近年になって科学的に研究が進み、その多種多様な効果が広く認められるようになりました。
WHO(世界保健機関)では、「氣」を概念とする伝統医療や、「氣」の出入り口であるツボが認定されています。欧米では「気功」は「qigong」と呼ばれ、「フィットネス」「アンチエイジング」「マインドフルネス」などとして、老若男女問わず人気が高まっています。
現在、「気功」は「代替医療」や「健康法」はもちろんのこと「能力開発法」としても大変注目されています。「氣」のはたらきを高めると、さまざまな事ができます。
厚生労働省の国民生活基礎調査によると、病気や怪我などの自覚症状で、最も多いのが腰痛です。しかし腰痛は専門医による丁寧な検査や診察が実施されておらず、その85%が原因不明と言われています。腰痛以外にも、現代医学では病名はついたが、治療法はないと言われることが多々あります。中国医学は、インド医学・アラブ医学と並ぶ世界三大伝統医学です。現代医学とは違った視点があり、原因不明の症状を解決する手がかりが必ずあるはずです。気功は病んだ気を元の気に戻し、不調を改善するお手伝いをします。
日本人の平均寿命は男性81歳・女性86歳、健康寿命は男性72歳・女性75歳です。すなわち、男性は72歳から81歳までの9年間・女性は75歳から86歳までの11年間、健康上の問題で日常生活が制限されることになります。健康は人生の目的ではありません。しかし最初の条件であり、最後まで健康でいたいものです。気功は中国で4000年以上続く健康法です。また中国固有の宗教である道教では、仙人・不老不死になるための修行法でもありました。気功には健康で長生きする秘訣が詰まっています。
仏教では、六感を眼識・耳識・鼻識・舌識・身識・意識という言葉であらわします。そして、さらに深いところには末那識・阿頼耶識・阿摩羅識という、深層の精神世界があると考えられています。なかでも阿頼耶識には、過去から現在に至るまでに生じた、あらゆる経験が貯蔵されているそうです。また阿頼耶識には自分の経験だけでなく、父・母・祖父・祖母、祖先が経験したことも情報として記録されているそうです。気功は深層にしまいこまれている情報を引き出し、潜在能力を開発する手助けをしてくれます。
中国の先人達は、「人はこの世に三つの宝物を持って生まれてきている」と言っています。
それが「精 氣 神」です。
「精」︰「肉体」(見える)
「氣」︰「氣体」(見えない)
「神」︰「霊体」(見えない)
本来この現世界は、目で見える世界と目で見えない世界の二つで成り立っています。現代社会では目で見えない世界、「氣」や「神」のことを口にすると、胡散臭い人に見られてしまう場合があります。しかし日本人は、運気を占ったり、神仏に手を合わせたり、先祖の霊魂を祀ったり…心の中ではその存在をなんとなく認めているようです。
中国の先人達は、はっきりとこの目に見えない世界の存在を認め、そのうえで「人はどのように生きていけばよいか」また、「生涯を安寧に全うできるか」を考えました。そうして編み出されたのが「気功」です。
「気功」は「精 氣 神」を高めることが最大の醍醐味です。この「三宝」を高めることで「彩り豊かな人生を歩む事」がきっとできるでしょう。
「気功」は「健康」と「幸福」への大道です。美薗道場が「気功」で「道」をひらく「場」として、皆様のお役に立てれば幸いです。
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